学校紹介

校長室より

  •  新潟県立中条高等学校のホームページを御覧いただき、ありがとうございます。
     本校は明治43年に北蒲原の地に産声を上げました。幾多の変遷を経て、本年度、創立114周年を迎える伝統校です。長い歴史と伝統を踏まえ、教職員そして生徒が一丸となって教育活動に取り組んでおります。
     本校は、総合選択制の高校として地域と連携し、主体的に社会貢献できる人材を育成する学校です。
     普通科目とともに、2年次より探究教養コースまたは地域産業コースを選択し、進路実現に向けた専門的な知識や技術の科目を学びます。
     探究教養コースは、探究活動から地域課題を発見し、各教科で学んだ知識や思考を活かして課題解決に取り組みます。これらの教育活動をとおし、持続可能な社会の担い手としての人材を育みます。
     地域産業コースは、基礎的な工業系または商業系の専門科目を学ぶとともに、地域の産業界から直接指導を受ける授業を行います。これらの教育活動をとおし、地元地域の産業の担い手としての人材を育みます。
     令和3年度から、商業系の生徒は地元事業者の広告宣伝のため、ポスターや動画を作成しました。ポスターは駅や各店舗に、動画は市観光協会のホームページに掲載されました。
     また、令和5年度には工業系の生徒が地元企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)化に取り組み、実際に企業が手作業で行っていた業務をプログラミングにより効率化できるようにしました。その取り組みにより、「特色ある教育実践」論文審査で優良賞をいただきました。
     今年度の本校の教育テーマは「恕の心」と「凡事徹底」です。恕の心とは、一言で言えば思いやりです。自分がされたくないことを人にしない。他者を受け入れ、その気持ちを思いやる。自分のことと同じように人のことを考える。恕の心を一人一人が大切にする中条高校。
     そして、当たり前のことをしっかり行う、凡事徹底の中条高校。具体的には「六花条」として、①爽やかな挨拶と正しい言葉づかい、②授業を大切にする、③身だしなみを整える、④学校と教室をきれいに使う、⑤きまり・マナー・約束・時間を守る、⑥恕の心を持つことを、凡事徹底の具体的な項目としています。
     また、今年度から県の「高校と地域との連携・協働体制構築事業」に取り組みます。目的は、これまでの取り組みに大学の協力に加え、大学・地域・企業総がかりで探究学習を実現し、地域貢献活動をすることです。その活動により、生徒は「六花力」として、「基礎力」「発想力」「共生力」「協働力」「実践力」「発信力」を身に付けることがねらいです。そして、恕の心を持ち、主体的に社会貢献できる人材として成長してほしいと願っています。
     中条高校は日々の教育実践を点検し、課題を検証し、問題解決に積極的に取り組み、生徒にとってより良い教育が行えるよう取り組んでいます。
     そして、教職員一同、生徒一人一人が充実した高校生活を過ごし、自分の可能性を広げ、生きる道を自らが切り開いていけるよう精一杯教育し、支援していきます。
  • 令和6年4月  
    校長 横堀 正晴

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